軍が権力掌握のジンバブエ、大統領軟禁 国連トップなど平静呼び掛け

[ハラレ 15日 ロイター] – 軍が15日に国営放送局を占拠し権力を掌握したジンバブエで、ムガベ大統領(93)が南アフリカのズマ大統領と電話で話し、自宅軟禁下にあると明らかにした。南ア大統領府が声明を発表した。

軍は、ムガベ大統領の周辺にいる社会・経済的な苦痛をもたらす「犯罪者」が標的だと説明し、また大統領は無事だとしている。首都ハラレ中心部では装甲車両が主要政府機関、議会、裁判所への道路を封鎖している。市内の状況は落ち着いている。

事実上のクーデターとみられる軍の行動によって、ムガベ大統領の権力支配が終わりを迎えるかは明らかになっていない。軍司令官の主な目的は、大統領夫人のグレース氏が大統領の後継となることを阻止することであるようだ。

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