両親にとって、赤ちゃんが誕生したら何人目であってもワクワクするもの。でも、その一方で睡眠不足と体力勝負の日々が待っていることも事実です。さらに追い打ちをかけるように、真冬の日に、暖房が壊れてしまったとしたら…。心が折れそうな時、親切なメッセージが心に響きます。
今年2月、ミネソタ州ウィルマーに住むジェス・ハルシャーさんとマリアさんの間に2人目の赤ちゃんが誕生しました。喜びもつかの間、ジェスさんが発見したのは、暖房が壊れてしまったこと。新生児はもうすぐ退院するし、上の2歳の子の面倒も見なければなりません。更に、吹雪がやってくるという予報まであるのです。
「パニックに陥りました」と話すジェスさん。アメリカ最北にあるミネソタの2月は厳寒で、マイナス20度になることもあります。彼はすぐに、近所のエアコン会社マグナソン・シート・メタル(Magnuson Sheet Metal)に連絡しました。
電話を受けたクレイグ・オウランドさん(Craig Aurand)は、親切に対応しました。「落ち着いて下さい。すぐに私たちが到着します」ジェスさんをなだめると、会社のスタッフが駆けつけました。
暖房は無事に回復し、暖かな家に新生児がやってきました。ほっとしたジェスさんのもとに、数日後、請求書が届きました。そこには予想もしていなかったメッセージが書いてあったのです。
「代金はいりません。赤ちゃんのお世話をしてあげてください」
迅速に修理してくれただけでなく、代金も取らないという配慮。ジェスさんは感動し、早速このメッセージ入り請求書をフェイスブックにアップしました。
「スピーディーな対応と、最高の技術者。彼らの素晴らしいサービスに、感謝の言葉もみつかりません」
一方、簡単な修理や貧困家庭からの要請の場合、代金を取らないこともあると話すオウランドさん。「これは会社のPRのためにやっているわけではなく、ただ人にいいことをしたい、それだけですよ」とフォックス・ニュースのインタビューに答えています。
(翻訳編集・郭丹丹)
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