トランプ政権の暴露本、大統領が出版差し止め請求も
[ワシントン 4日 ロイター] – トランプ米大統領が個人で契約している弁護士は4日、コラムニストのマイケル・ウォルフ氏が執筆した政権の暴露本について、ウォルフ氏と出版社に出版差し止めを求めることもあり得ると通告した。また、暴露本に発言が掲載された大統領の元側近スティーブ・バノン氏に対しても法的措置を取る可能性があると警告した。
「炎と怒り」と題された暴露本はトランプ政権の手際の悪さやトランプ氏の無能ぶりを描いており、とりわけ昨年8月の解任まで政権の首席戦略官だったバノン氏のコメントは厳しい言い回しとなっている。
暴露本を出版するヘンリー・ホルト社とウォルフ氏からのコメントは得られていない。ただ同社は、引き合いが非常に強いため発売日を当初予定の9日から5日に繰り上げると発表した。
ホワイトハウスのサンダース大統領報道官は4日、著者は今までまったく無名の人物であり、著作は誤りの積み重ねで「がらくただ」と批判した。
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