米大統領は「極めて健康」と担当医、精神面の検査は実施されず

[ワシントン 12日 ロイター] – トランプ米大統領は「極めて健康」──。12日に就任後初の健康診断を受けた同氏について、ホワイトハウスの担当医ロニー・ジャクソン氏は、こう太鼓判を押した。

最近出版されたトランプ政権の内幕を暴露した本では同氏の幼児性などが指摘され、これまでの主要政策に関する同氏の発言の矛盾が政権への不信感を醸成。先月には演説中に発音が乱れる場面もあり、同氏の精神状態には関心が集まっている。

ただホワイトハウスによると、今回の検査項目に精神面の項目は含まれていない。実際、歴代大統領が在職中に精神面の検査を受けた例はこれまで知られていない。

ジャクソン氏は「大統領は極めて健康で、わたしは詳しい内容の一部を16日に説明するのを楽しみにしている」と述べた。記者からの質問も受け付ける予定という。

もっとも、公表する情報はホワイトハウスによって選別される。例えばケネディ大統領は戦傷を明らかにしたが、副腎機能が低下する難病のアジソン病にかかっていたことは伏せられていた。

今回も、トランプ氏の印象が良くなるような検査情報しか出てこないというのが専門家の見方だ。

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