インタビュー:トランプ氏「皆が思うより、運動している」

[ワシントン 17日 ロイター] – トランプ米大統領がジムに行くことなど、期待してはならない。それが主治医の指示だとしてもだ。71歳の大統領は、ゴルフコースやホワイトハウスで体をよく動かしていると、ロイターに17日語った。

「歩いたり、あれやこれやと体を動かしている」。トランプ大統領は、大統領執務室で行われたインタビューでこう述べた。「隣の建物まで走っていく。皆が思うよりも、運動している」

ホワイトハウスのロニー・ジャクソン医師は16日、大統領就任後初めて公表されたトランプ氏の健康診断結果について、認知力の検査をクリアしたほか、全体的な健康状態も良好だったと明らかにした。

ただ、食生活の改善や運動を通じて、体重を最大で15ポンド(約6.8キロ)減らす必要があると述べていた。

ファストフードが大好物なトランプ大統領は、歴代大統領の主治医として仕えてきた同医師を称賛しつつも、ホワイトハウスのジムでの運動を勧められたことに対しては慎重な姿勢を見せた。

「多くの人がジムに行って2時間ほど運動するが、55歳くらいになるとひざや腰を痛める人を目にしてきた。私にはそうした問題はない」と大統領は語った。

食生活を変えることには前向きな姿勢を示し、ホワイトハウスでの食事の量を減らせるかもしれないと述べた。

前任のオバマ前大統領(民主党)とジョージ・W・ブッシュ元大統領(共和党)はフィットネス愛好家だったが、トランプ大統領には毎日運動する習慣がない。ゴルフで体を動かしていると言うが、コースではカートで移動しているという。コースで歩くと時間がかかるとし、「時間をかけたくない」とトランプ氏は語った。

同氏の身長は約1メートル90センチ、体重は約108キロで、太り過ぎと見なされ、肥満のボーダーラインにある。

トランプ大統領は「たいていの人は数ポンドくらいは落とせる」と述べた後、部屋にいたロイター記者を見回して「かなり良い体形だね」と語った。

精神面に関しては、トランプ氏はすぐさま認知力テストで満点だったことを挙げ、オバマ、ブッシュ、クリントンの歴代大統領が北朝鮮の脅威を抑制するために大したことはできなかったと、皮肉を交えた。

「彼らは全員、テストで最高得点を記録した大統領に任せなければならないと気づいたはずだ」

また身体面では、過去にダイエットに成功したことがある、と明かした。

「私はいつだってダイエットできると信じている。なぜなら私は強いからだ。遠くにボールを飛ばせる。強靭(きょうじん)な肉体だということだ」とトランプ大統領は語った。

「ホワイトハウスの料理人は最高だ。だが、量を少し減らせるかもしれない。脂肪分もね。それでも私はオーケーだ」

 1月17日、71歳のトランプ米大統領(写真)は、ゴルフコースやホワイトハウスで体をよく動かしていると、ロイターに語った。ワシントンのホワイトハウスで撮影(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)

 1月17日、71歳のトランプ米大統領(写真)は、ゴルフコースやホワイトハウスで体をよく動かしていると、ロイターに語った。ワシントンのホワイトハウスで撮影(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)
関連記事
5月14日(火)、ドナルド・トランプ前大統領のニューヨーク裁判が行われているマンハッタンの裁判所の外で行われた短い記者会見で、マイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州選出)は、この訴訟を「司法の茶番」と強く批判した。元訴訟弁護士で、現在共和党の最高位議員であるジョンソン氏は、この訴訟と米国の司法制度への広範な影響に憤りを表明した。彼はトランプ大統領に直接電話し、裁判に出席したいと伝えたという。
5月14日、バイデン政権はトランプ前大統領の元顧問スティーブ・バノン氏に対する実刑判決の執行を連邦判事に求めた。バノン氏は2022年に議会侮辱罪で禁固4カ月の判決を受けたが、判決を不服として控訴したため、刑は保留されていた。しかし現在、司法省は「もはや『判決を覆すか新しい裁判を命じることになりかねない法律上の実質的な問題』は存在しない」とし、バノン氏の主張をすべて退けた。
全米の大学キャンパスなどで頻発している活発なパレスチナ支援デモに、中国共産党と関連のある団体が資金提供していることが明らかになった。「2024年米大統領選に向けて不安をあおり、若者を過激化させ、米国を不安定化させることが目的」と分析している。
国際人権NGO アムネスティ・インターナショナルが最近発表した報告によると、中国や香港出身の留学生が海外で人権活動に関わった場合、その家族が中共による脅迫や報復を受ける事例があることが指摘された。このような中共の国際的な弾圧の実態が、再び世界の関心を集めている。
WHOは、5月27日に開催される世界保健総会に先立ち、パンデミック条約の一部条項を緩和したが、アメリカの批評家たちは、これらの変更が政策に対する懸念を十分に解決していないと指摘している。