ロシア、米中間選挙に影響を及ぼす可能性=CIA長官

[ロンドン 30日 ロイター] – 米中央情報局(CIA)のポンペオ長官は英BBCとのインタビューで、欧米の内政に影響を与えようとするロシアが今年秋に控える米中間選挙を標的にするとの見方を示した。

また、世界は中国の干渉に対応すべきと警告した。

ポンペオ長官はロシアの脅威はなくならないと指摘。ロシアが中間選挙に影響を及ぼそうとする可能性について問われると、「もちろん、彼らがそうした試みを継続する見込みが十分あると私は考えている。しかし、米国は自由で公正な選挙を実施できると確信している。われわれは十分に対応可能で、大きな影響はないだろう」と述べた。

中国については、サイバー能力は世界的水準で「非常に活発」とし、ロシアと同等の脅威であると警告。

「米国に送り込んだスパイが学校や医療システム、企業から情報を盗もうとしている。気付かぬうちに世界に影響を与えようとする動きに対抗しなければならない」と述べた。

同長官はまた、北朝鮮が核ミサイルで米国を攻撃する能力を「数カ月で(in a handful of months)」獲得する可能性があると述べた。

*カテゴリーと写真を追加します。

関連記事
トランプ氏は、就任初日に合成麻薬「フェンタニル」の取引を巡る懸念を理由に中国からの輸入品に追加で10%の関税、不法移民問題をめぐりメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課すと表明。
テキサス州アボット知事は、中国への新規投資を禁止し、既存の中国資産の売却を命令。米中関係の緊張が資本市場に波及し、中国株式市場は大幅下落を記録した。影響は他州にも
新たな大規模移民の波がグローバルに起きている。国民としての結束を弱め、各国が次第に自国のアイデンティティを喪失する可能性がある。
米インド太平洋軍司令官パパロ大将は、中共による台湾侵攻は米軍の優位性により「極めて困難」と指摘。海上封鎖も突破可能と自信を示した。中共軍の台湾周辺の活動は活発化している
米国政府が世界各国のLGBT関連運動に多額の資金提供をしていたことが、エポックタイムズの調査で明らかになった。その額は過去3年間で41億ドルに上る。