米政府機関、再び閉鎖へ つなぎ予算が失効

[ワシントン 8日 ロイター] – 米政府機関の閉鎖回避に必要なつなぎ予算が9日午前0時に失効した。連邦予算の引き上げに反対するランド・ポール上院議員(共和党)が強硬に反対し、予算案を巡る採決を阻止したためだ。

つなぎ予算の期限切れは、自動的に米政府機関の閉鎖を意味する。ただ、閉鎖は短時間で終わる可能性もある。

上院は午前1時以降に新たなつなぎ予算と包括的な予算案を承認し、下院に送付する見込み。

下院での承認も不透明だが、下院の共和党指導者らは、9日の業務が始まる前に法案が通過する可能性があると話している。

そうなれば、連邦政府の業務に実際的な影響は出ないことになる。一方、下院を通らなければ、1月に続いて今年2度目の政府機関閉鎖につながる。

 2月8日、米政府機関の閉鎖回避に必要なつなぎ予算が9日午前0時に失効した。連邦予算の引き上げに反対するランド・ポール上院議員(共和党)が強硬に反対し、予算案を巡る採決を阻止したためだ。写真は記者会見を行う同上院議員。ワシントンで昨年9月撮影(2018年 ロイター/AARON P. BERNSTEIN)
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