モルディブ、北朝鮮関連船の違法な瀬取り巡り日本の主張を否定

[コロンボ 28日 ロイター] – モルディブ政府は28日、北朝鮮船籍のタンカーによる違法な洋上での物資の積み替え(瀬取り)にモルディブ船籍のタンカーが関与した疑いが強いとする日本政府の主張を否定した。

日本の外務省の声明によると、海上自衛隊の哨戒機は24日深夜、米国が制裁対象に指定する北朝鮮船籍タンカー「Cho Ma San号」とモルディブ船籍の「Xin Yuan18号」が上海の東約250キロの公海上で横付けしているところを確認。外務省は「総合的に判断した結果、国連安保理決議で禁止されている瀬取りを実施していたことが強く疑われる」とした。

モルディブ政府はこれに対し、モルディブ船籍とされた「Xin Yuan18号」は同国に登録がないとし、「我が国の信用を傷つけるような国旗の使用を糾弾する」と表明。

モルディブ政府は北朝鮮に対する制裁を含め、国連安保理のあらゆる制裁の履行を優先させていると強調した。

また、当局はモルディブの領海外で操業する外国船に対する便宜置籍を認めておらず、今回の事案を調査中だとした。

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