再生可能燃料基準を巡る対立、米大統領が歩み寄り求める

[ニューヨーク 1日 ロイター] – トランプ米大統領は1日、再生可能燃料基準(RFS)を巡って対立しているトウモロコシ生産業界と製油業界に対し、歩み寄りを求めた。

RFSは、製油会社に対してガソリンにトウモロコシ由来などのバイオ燃料の一定量を混合することを義務付ける制度。ただ、製油会社側の負担が年々増大し、製油業界と、RFSで恩恵を受けるトウモロコシ生産農家の利害が対立するようになったため、両業界を重要な支持基盤としているトランプ政権が調整に乗り出している。

1日の会合に出席した関係者によると、トランプ大統領は、バイオ燃料のクレジットの価格に上限を設ける製油業界の案に支持を表明。一方で、エタノール含有率が高いガソリンの販売拡大を求めるエタノール生産業者の案も支持する考えを示した。

▶ 続きを読む
関連記事
イタリア当局は、人道支援の名目で集めた寄付金の7割以上をテロ組織ハマスへ流用したとして、慈善団体関係者ら9人を逮捕。メローニ首相はテロ資金源の解体を高く評価した
大谷翔平がタイム誌の表紙を飾った。タイム誌は、大谷を「2025年を象徴する二刀流レジェンド」と位置づけ、表紙に起用した。これは、単なる一流アスリートではなく「時代の顔」として選ばれたことを意味する
台湾立法院は26日、野党・国民党および民衆党が提出した頼清徳総統に対する弾劾案について、来年5月19日に全院委員会での審査および総統本人の招致を行うと決めた。仮に頼清徳総統が弾劾された場合、日本にも大きな影響が出る可能性もある
台湾を訪問している自民党の河野太郎元外相らが26日、頼清徳総統と会談した。河野氏の訪中は11年ぶり。
トランプ米大統領は12月25日、ナイジェリア北西部で活動する過激派組織「イスラム国(ISIS)」を標的とした「強力かつ致命的な攻撃」を実施したと発表。米国防総省の報道官は本紙に対し、今回の攻撃についてナイジェリア政府の承認を得て実施されたものだと語った。