ミャンマー人道危機、フェイスブックで憎悪拡散=国連調査団

[ジュネーブ 12日 ロイター] – ミャンマーの人権状況を調査している国連調査団は、フェイスブック<FB.O>がヘイトスピーチ拡散の一因となっているとの見解を示した。

フェイスブックはこの指摘に対してコメントしていないが、過去にミャンマーでのヘイトスピーチ削除に努めるとともに、こうしたコンテンツを常時共有している利用者を締め出すなどして取り組んでいると釈明した。

国連の人権担当者は先週、ミャンマーでの(ロヒンギャ族などに対する)集団虐殺が強く疑われると発言している。

調査団のダルスマン代表は記者団に、ミャンマーではソーシャルメディアが「決定的役割」を果たしていると指摘。「辛辣な表現、分裂、衝突をもたらす要因になっている」と述べた。

ヤンヒ・リー国連特別報告者は、ミャンマーではフェイスブックが公的・民間分野および個人の生活に大きな割合を占めており、政府は情報拡散に利用していると述べた。

また「一般のメッセージ伝達に利用される一方、超国粋主義の仏教徒らが独自のフェイスブックを立ち上げ、ロヒンギャその他の少数民族に対する暴力や憎悪を煽動している」と述べた。

関連記事
世界中で、授業中の携帯電話使用を禁止する学校が増加している。
有名なボクシングプロモーターであるドン・キングは、2024年の大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領を支持している。トランプ前大統領は、大統領選挙キャンペーンを頓挫させる恐れのある一連の裁判に直面している。5月8日、92歳のキング氏はあるイベントで、トランプ前大統領に何か言うことはないかと尋ねられた。
2023年11月以来、共和党が支配する下院委員会は、1月6日に連邦議会議事堂で撮影された20,000時間以上の監視ビデオを公開し、今はなき1月6日特別委員会が長い間非公開にしてきた詳細を埋め始めた。
今年11月に行われる米国大統領選挙が、米国市民が決定権を持つ最後の選挙になるとイーロン・マスク氏が主張した。不法移民が有権者として流入するのを放置すれば、今後、米国のすべての選挙結果が彼らによって決定される可能性があるということだ。
5月8日に行われた米国とフィリピンの合同軍事演習「バリカタン」で、両国の軍隊はオーストラリア空軍の支援を受け、 […]