ペルー大統領、辞任表明 汚職疑惑で罷免決議の前日に
[リマ 21日 ロイター] – ペルーのクチンスキ大統領は21日、辞任する意向を表明した。同氏を巡っては、汚職疑惑で22日に2回目の罷免決議案の採決が予定されていた。
同氏はビデオ演説で「国にとって、私が辞任することが最良だ」と述べ、憲法に基づき秩序だった権力の移行を約束すると説明した。
クチンスキ氏を巡っては、昨年12月、汚職疑惑で罷免決議案が提出されたが、否決された。
野党「フエルサ・ポプラル」は20日、隠し撮りされたビデオを公開。そこには、クチンスキ氏の罷免決議案の採決を控え、同氏の陣営が議員に対して造反と引き換えに公共工事を約束する様子が映っている。
クチンスキ氏は、疑惑を否定している。
議会が辞任受け入れを拒否し、同氏が罷免された場合でも、ビスカラ第1副大統領が昇格する見通し。
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