F─35戦闘機の台湾への売却許可を、共和党の有力議員らが要請

[ワシントン 27日 ロイター] – 米共和党の有力上院議員2人は26日、トランプ政権に対して、ロッキード・マーチン<LMT.N>製のF─35戦闘機の台湾への売却を許可するよう要請した。その理由として、中国からの安全保障上の脅威が増す中、台湾が「民主主義を維持」する上で助けになるとの見方を示した。

米議会上院共和党ナンバー2のジョン・コーニン議員と、上院軍事委員会幹部のジェームズ・インホフ議員の2人は、トランプ大統領に充てて書簡を送り「中国がアジア太平洋地域で軍事的な存在感を強める中で、戦闘機は台湾の自衛に役立ち、中国への抑止力となる」と述べた。

ホワイトハウスは、ロイターの取材の申し入れに応答していない。

トランプ大統領は今月、米当局者が台湾当局者と会談するために台湾に渡航することを可能にする法律に署名、中国の反発を招いた。戦闘機売却を容認するとなれば、米中関係の一段の緊迫化は避けられない。

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