台湾の元総統・陳水扁氏と夫人は3月14日、神韻芸術団の台湾公演を楽しんだ(NTD)
神韻

台湾の元総統夫妻「中国各王朝を表した舞台」

米ニューヨークの権威ある舞台劇場リンカーンセンターで、満席公演を続けた神韻芸術団は現在、台湾ツアーを展開している。2000年から2008年にかけて台湾総統を務めた陳水扁氏は、夫人とともに、3月14日に台湾の高雄文化センターで行われた公演を鑑賞した。

呉淑珍夫人は「パフォーマンスの質は台湾でよく知られています。世界レベルです」と述べた。「美しさのみならず中国の歴史が含まれています。舞踊、衣装など、非常に繊細に各王朝の栄華を表しています」と付け加えた。

神韻芸術団は「蘇る五千年の伝統文化」をテーマに、在米華人を中心とした芸術家らが、ニューヨークで2006年に結成した。古典舞踊を舞うダンサーと、東西楽器を組み合わせた専属オーケストラを擁する。 2018年ツアーでは、およそ160の世界各都市をめぐる予定だ。日本ツアーは4月中旬から始まる。

呉夫人は、鑑賞した演目の中でも、人類の普遍的なテーマである「善悪の判断」には強い印象を受けたと語った。「舞台で示される慈悲や思いやりといったテーマには感動しました。どんな時も、善良さが悪を圧するのです」

神韻芸術団は台湾7都市で34回公演する。ツアー開催に際して、蔡英文総統や100人以上の台湾総督府関係者から歓迎メッセージが送られた。

舞台演目は、中国典故や、台湾、チベット、モンゴルなど地域の民俗芸能を取り上げたショートストーリー仕立てとなっている。他にも、独唱や単独二胡演奏など。一公演で、人類文明の栄華を包み込んだ中国芸術を贅沢に堪能できる。

2018年の神韻日本公演は4月17日~5月2日、東京、宇都宮、川口、名古屋、西宮、京都の6都市で行われる。

東京、宇都宮、川口、名古屋、西宮、京都の6都市で公演する。チケットは専用オンラインサイトで詳しい日程と公演時間を確認でき、座席を選んでチケット購入ができる。ぴあなど各種チケットサービスでも神韻のチケットを取り扱っている。

神韻芸術団 チケット購入ページ(外部リンク遷移します)

東京  4月17日~19日 文京シビックホール

宇都宮 4月21日 宇都宮市文化会館 大ホール

川口  4月23日~24日 川口総合文化センター リリア メインホール

名古屋 4月25日~26日 名古屋国際会議場 センチュリーホール

西宮  4月27日~28日 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

京都  5月1日~2日 ロームシアター京都 メインホール

(編集・甲斐天海)

関連記事
1944年、中国内陸部の山西省長治で関貴敏氏は生まれた。テノール歌手で80年代を中心に活躍。伸びやかな高音域と、西洋歌曲と民族歌謡の歌唱法を融合させた独特の歌の世界は、同氏の右に出るものはない。数多くの映画やテレビドラマの主題歌を歌うなど、中国国家一級演員の称号を持ち、「中国歌王」と称されて多くの中国人から愛された国民的歌手であった。
中国当局は大使館を通じて、デンマークの王立劇場など複数の劇場ホールに対して、中国古典をテーマとする芸術団に使用許可を出さないよう要請していたことがわかった。現地ラジオ局が王立劇場関係者の話として報じた。
2018年世界ツアーを展開中の中国伝統舞踊と音楽の「神韻芸術団」は3月1日から11日まで、南米アルゼンチンで舞台を披露した。五千年の歴史より受け継がれた中華芸術に、アルゼンチン芸術界から反響を呼んだ。