中国による大豆輸入制限、米経済に33億ドルの損失も=調査

[北京 29日 ロイター] – 米パデュー大学は29日、中国が米国産大豆に輸入関税を課した場合、米国の経済的損失は年間17億─33億ドルに達するとの調査結果を公表した。また、中国にも経済的影響が及ぶとの見方を示した。

調査はパデュー大学が米大豆輸出協会の依頼で実施した。

米国による中国製品に対する関税措置への報復として、中国が大豆を輸入制限の対象とするとの観測が高まっている。

パデュー大学の農業分野専門のエコノミスト、ウォリー・タイナー氏は「中国が関税を課した場合、自国経済にも影響が及び、場合によっては米国と同程度かそれ以上となる可能性がある」と指摘した。

調査では、中国の米国産大豆輸入は、輸入制限により最大71%減少するとの見方が示された。

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