韓国の朴前大統領に懲役24年の判決、収賄や職権乱用などで
[ソウル 6日 ロイター] – ソウル中央地裁は6日、財閥からの収賄や職権乱用などの罪に問われている朴槿恵前大統領に、懲役24年の実刑判決を言い渡した。罰金は180億ウォン(1690万ドル)。
裁判所は、朴被告が友人の崔順実被告と共謀し、サムスンやロッテなど主要財閥から巨額の資金を受け取り、崔被告の親族や同被告所有の非営利財団に便宜を図ったことなどを指摘。大統領としての権力を乱用して国政を混乱させ、史上初の弾劾に至ったことも批判した。
検察は懲役30年、罰金1185億ウォン(1億1200万ドル)を求刑していた。
朴被告は昨年3月から勾留されており、起訴内容を全面否認。この日の公判には出廷しなかった。
判決について大統領府は、被告にとってだけでなく国にとって「胸が痛む」ことで、「われわれはこの日を忘れない」との談話を発表した。
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