米退役軍人長官候補の指名公聴会延期、「指名は辞退せず」

[ワシントン 24日 ロイター] – 退役軍人省の長官に指名された大統領専属医ロニー・ジャクソン氏の上院指名公聴会が無期延期された問題で、ホワイトハウスは24日、ジャクソン氏が指名を辞退することはないと表明した。

ジャクソン氏の指名公聴会は25日に予定されていたが、上院退役軍人問題委員会は24日、同氏に関する「新情報」を調査するため、公聴会を延期することを明らかにした。

ニューヨーク・タイムズ紙が複数の匿名筋の情報として伝えたところによると、同委員会は、ジャクソン氏が監督していた職場環境に問題があった疑惑や同氏が薬の過剰処方を認めた疑惑を調査している。

トランプ大統領は24日、一時、ジャクソン氏の指名辞退の可能性を示唆したが、その後ジャクソン氏はトランプ大統領と面会。ホワイトハウスは「(ジャクソン氏が)手厳しい元同僚のせいで濡れ衣を着せられることはない」と表明した。

ジャクソン氏を巡っては、大組織を運営した経験のないことに指名当初から懸念の声が上がっており、トランプ大統領もこの日、同氏に「経験面の問題」があることを認めている。

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