難民・移民巡るEU首脳合意は「ポジティブなシグナル」=CSU議員

[ベルリン 29日 ロイター] – ドイツのメルケル首相が連立を組むキリスト教社会同盟(CSU)の議員は29日、欧州連合(EU)首脳会議での難民・移民を巡る合意について、慎重ながらも歓迎する姿勢を示し、合意内容の実施が本当のテストとなると述べた。

CSUのハンス・ミヒェルバッハ議員はARDテレビに対し、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)との同盟関係を維持したいと語った。CSUとCDUとの関係は移民問題を巡り大きくこじれていた。

同議員は「(首脳会談で)正しい方向に進んだことはポジティブなシグナルだ」と発言。「問題となるのは、向こう数カ月で国境や移民の統合でどう対応していくかだ」と述べた。

またCDUとの関係について前向きに語り、「CDUとの同盟関係は絶対的な優先事項だ」との考えを示した。

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