通商摩擦、エスカレートすると米中以外にも影響=麻生財務相
[東京 3日 ロイター] – 麻生太郎財務相は3日の閣議後会見で、米中通商摩擦の激化について「だんだんエスカレートしてくると、2国間以外にも影響が出てくるので、なるべくそうならないよう2国間で話し合いをしないといけない」と指摘した。
2日公表された日銀短観で大企業製造業の景況感が2四半期連続で悪化したことについては「全体的には景気のレベルは高い。小さなことにごちゃごちゃしないことだ。設備投資などは伸びている。そういうのを見ないといけない」とコメント。景気の下押し材料とされる原油高についても「石油の大量増産(の効果)が出てくる」と指摘、景気は「全体として悪くない」と強調した。
サッカーのワールドカップ・ロシア大会で日本がベルギーに惜敗し、初のベスト8入りを逃したことを受け、「後半1━0、2━0(得点し)、勝ったと思ったが、政治と同じで世の中あまり甘くない」と述べた。同時に強豪ベルギーと互角で闘った日本チームについて「昔と比べレベルがすごく上がっているというのが率直な実感」と称賛した。
関連記事
台北101を見下ろす中国軍ドローン。
中国軍「ここまで来ている」?
実際に使われたのは、台湾側が公開している固定カメラ映像
今回の防衛予算計画について、日本の小泉進次郎防衛大臣は強い口調で説明した。 小泉進次郎防衛大臣「日本を取り巻く […]
トランプ米大統領:「諸君が想像する通り、我々は非常に困難な問題をいくつか抱えている。ネタニヤフ首相はおそらく、 […]
中国共産党軍は台湾周辺で大規模軍事演習「正義使命-2025」を実施し、30日、台湾海峡周辺海域に向けてロケット弾27発を発射した。
ロシアはウクライナによるプーチン大統領別邸への攻撃を主張し、和平交渉の立場を再検討すると表明。対するゼレンスキー氏は捏造だと反論した。トランプ次期米大統領が仲裁に動く中、領土や安全保障を巡る火種が燻っている