独保守派議員に中国人が接触、内部情報への対価支払い打診=新聞

[ベルリン 5日 ロイター] – 6日付の南ドイツ新聞によると、2016年夏にドイツの保守派議員に中国人らが数回接触し、内部情報を提供をすれば対価を払うと申し出ていた。

同紙によると、ドイツの国内情報機関「連邦憲法擁護庁(BfV)」はこの議員が中国に渡航する直前、議員に対し、中国人からの提案には中国の情報機関職員が関与している可能性があると警告していた。議員の名前は明らかにされていない。

別のケースでは、ある議員のスタッフに情報提供の見返りに1万ユーロが支払われ、このスタッフが中国に渡航した際に圧力をかけられたという。

ドイツの海外情報機関である連邦情報局(BND)は、中国は100万人以上の工作員を擁していると推測する。

BfVのトップは4月、中国企業による独ハイテク企業への出資あるいは買収の動きを警戒するよう呼び掛けている。

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