中国、W杯絡みの賭博行為で540人を逮捕
2018国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップロシア大会は日本時間16日午前0時に、いよいよフランス対クロアチアの決勝戦が行われる。幕を下ろそうとしている4年一度の世界的なイベントに、多くの中国人サッカーファンも熱狂している。しかし、違法なサッカー賭博をする人が多くいる。
中国当局はこのほど、ワールドカップ絡みの違法なサッカー賭博への取り締まりを強化した。広東省だけでも、賭博容疑で540人が逮捕されたほか、賭博資金2.6億元(約44億2000万円)が凍結された。
中国紙・法制日報などによると、広東省公安庁は、ネット上の違法なサッカー賭博を取り締まっていた。20余りの犯罪クループを摘発した。70以上の賭博用スマートフォンアプリ・ウェブサイトと、250以上のSNSチャットグループを閉鎖した。
広東省茂名市警察当局は初めて、仮想通貨のビットコインを利用したネット上の賭博プラットフォームを摘発した。資金規模が100億元(約1700億円)以上で、会員数が33万人いる。
中国では賭博行為は禁止されている。しかし、中国当局は、中国スポーツ総局が統括する公営スポーツ宝くじの購入を認めている。6月14日、ロシア大会が開幕されてから、スポーツ宝くじの購入者が急増した。
中国スポーツ宝くじ公式ウェブサイトによると、2018年ロシア大会に関連するスポーツ宝くじの売上は2日の時点で300億元(約5100億円)以上となった。14年のブラジル大会の売上の129億元(約2193億円)を大幅に上回った。同サイトによると、ロシア大会に関するスポーツ宝くじの売上総額は400億元(約6800億円)を突破する見通し。
(翻訳編集・張哲)
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