新START延長の用意あると米大統領に伝えた─露大統領=FOX

[ワシントン 16日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は16日、トランプ米大統領との首脳会談後にFOXニュースのインタビューに応じ、両国間の新戦略兵器削減条約(新START)を延長する用意があるとトランプ大統領に伝えたことを明らかにした。

2010年に署名された新STARTは、米ロが配備済みの戦略核弾頭を1550発未満に削減することなどを定めている。2021年2月に期限を迎えるが、両国が合意すれば最長5年の延長が可能だ。

プーチン大統領はインタビューで「トランプ大統領に対し、ロシアがこの条約を延長する用意があることを伝えた。だが、ロシアは米国に対していくつか質問があるため、まずは双方が具体的な問題で合意する必要がある」と発言。「われわれは米国がこの条約を完全には順守していないと考えているが、それを判断するのは専門家だ」と述べた。

米国とロシアは今年、新STARTでの兵器削減目標を順守しているとそれぞれ表明。しかしロシアは、一部の潜水艦や爆撃機を通常兵器の輸送手段に転換する米国の対応について、核兵器の運搬に使えないという確証が得られないとして疑問を投げ掛けていた。

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