ゲイツ氏とローダー氏、アルツハイマー病早期発見に34億円援助

[シカゴ 17日 ロイター] – 米マイクロソフト<MSFT.O>の共同創業者、ビル・ゲイツ氏と化粧品大手エスティ・ローダー<EL.N>のレナード・ローダー名誉会長は17日、アルツハイマー型認知症の早期発見に向けた診断薬開発を後押しするため今後3年にわたり3000万ドル(約34億円)の資金援助を行うと発表した。

ゲイツ、ローダー両氏は、ローダー氏が設立したアルツハイマー病治療薬発見基金(ADDF)を通じて行われる診断薬の共同開発の元手となる資金を提供した。

資金は「ダイアグノスティックス・アクセレレーター(診断法加速)」と呼ばれるプログラムを通じて、世界中の大学や慈善団体、バイオ医薬品会社で診断薬開発に取り組む科学者や臨床医に提供される。

ゲイツ氏は昨年11月にも、認知症発見に取り組むベンチャーキャピタルファンドに個人的に5000万ドルの投資を行うことを発表している。同氏は家族がアルツハイマー型認知症を発症するという個人的な経験がこうした取り組みを後押ししていると語った。

医薬品会社はアルツハイマー病治療薬の開発に多額を投じているが臨床試験の失敗が相次いでいる。専門家は、試験を疾病の兆候が明らかになる前に、生物学的マーカーに基づいて行う必要があると指摘しており、そのための診断薬が重要になる。

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