米国内の一部勢力、首脳会談成果弱体化狙う=ロシア大統領

[モスクワ 19日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は19日、トランプ米大統領との会談成果を台無しにしようとする米国内の勢力がいるとして、批判を展開した。

モスクワに集まった各国駐在の外交官らを前に、ヘルシンキでの首脳会談は成功したとの認識を表明。「全般的に成功し、いくつかの有益な合意につながった」と述べた。詳しい内容には触れなかった。

ただ、プーチン氏は「不用意な形でロシア・米国関係を犠牲にし、米国内政争の野望のために犠牲にしようと画策する勢力が米国内に存在する」と指摘。分断を招く政争を繰り広げながら、多くの米雇用を犠牲にするほか、事業や安全保障を損ねようとしているようだとの認識を示した。

名指しはしなかったが、米国の最大国益より偏狭な党派利益を優先させ、大勢の米国民に疑わしい「物語」を押し付けることができる有力な米政治家らに言及した。

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