カナダ、サウジとの対立でUEA・英国に支援要請へ=関係筋

[オタワ 7日 ロイター] – サウジアラビア当局が逮捕した人権活動家の解放を要求したカナダに対してサウジが内政干渉だと反発し、両国の緊張が高まっている問題で、カナダはアラブ首長国連邦(UAE)と英国に支援を求める方針。関係筋が明らかにした。

一方、米国は関与しない方針を示している。

カナダはサウジ当局が女性の権利を主張する著名活動家であるサマル・バダウィ氏を含む人権活動家を逮捕したことに懸念を表明し、解放を要請。これについて、サウジ政府は「あからさまな内政干渉で、国際的な規範と全ての国際協定に違反している」と非難。カナダとの新たな貿易や投資取引を停止する意向を表明した。

ある関係筋は、人権を重視するカナダのトルドー政権は、問題解決に向けUAEに協力を求める計画。別の関係筋によると、英国に支援を求める可能性もある。英国は7日、両国に対して自制するよう求めた。

また、米国務省のナウアート報道官は記者会見で「双方がともに外交的にこの問題を解決すべきだ。米国が両国のために行うことはできない」と語った。

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