北朝鮮紙、米国の「裏表ある態度」非難

[26日 ロイター] – 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、26日付の論評で、米国が北朝鮮に対して「裏表があり」、「犯罪をたくらんでいる」などとして非難した。トランプ米大統領は24日、米政府が目指している朝鮮半島の非核化に向けた進展が遅過ぎるとして、ポンペオ国務長官の訪朝計画を中止している。論評にはポンペオ氏の訪問に関する言及はない。

労働新聞は、韓国メディアの報道を引用する形で、日本に駐留する米特殊部隊が「北朝鮮への侵入」を想定した演習を行っていると指摘。

労働新聞は「こうした行為は、北朝鮮に一方的に非核化させるという不公平な要求に失敗した場合に、米政府が北朝鮮に戦争を仕掛けるという犯罪をたくらんでいることを示している」としたほか「米国は笑顔で対話すると同時に、特殊部隊が関与する秘密訓練を行っている。われわれは米国の裏表のある態度を看過することはできない」と強調した。

ソウルの米大使館の報道官は、同紙で言及されている演習について情報を持っていないと述べた。在韓米軍のコメントは得られていない。

その上で労働新聞の論評は、米政府に対して「意味のない軍事的なギャンブル行為」を断念し、朝鮮半島の完全な非核化を目指すとした、シンガポールでの首脳会談の際にまとめた合意を履行するよう求めた。

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