参考写真(Guang Niu/Getty Images)

中国当局、「豚肉を控えて」ネット投稿者を拘束 やり放題の言論統制

中国当局によるインターネット上の言論統制は無法状態になっている。ネット投稿の内容で罪を問われたネットユーザーが相次いでいる。「豚肉の食用を控えて」のような日常会話も「デマ」として取り締まることは、国内で物議を醸し、批判を浴びている。

山東省の一部地区が台風の影響で大規模な被害に見舞われ、大量の家畜が洪水で死亡した。同省寿光県の公安当局は26日、公式微博(ウェイボー Weibo)で、ネット投稿には「疫病に関するデマや捏造(ねつぞう)」の疑いがあるとしてネットユーザー2人を拘束したと発表した。

ネットで公開されたスクリーンショットなどによると、拘束された24歳の女性が25日午前、WeChatの友人や親戚のグループで、「豚肉の食用を控えて、家の中で消毒液を多めにかけるように」と発言をした。別の女性ユーザーは自身のWeChatでこの発言と洪水被害に関する写真を転載し、のちほど拘束された。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の経済学者らは、地方政府の債務問題が不動産不況以上に深刻だと警鐘を鳴らした。企業間の連鎖債務は約30兆元に上り、金融機関や不良債権処理会社にもリスクが広がっている
米軍がホルムズ海峡で新たな兵器を投入した。1回の攻撃にかかるコストは、ミサイルを発射するよりはるかに安いという。
中国は人型ロボットを次の成長戦略に据え、政府調達と補助金を大幅に拡大している。一方、現場では低い作業効率や学習データ不足、収益化の困難が残る。国家主導の量産競争は、新たな過剰生産を招くのか
失踪から30年のパンチェン・ラマや重刑に直面する黄之鋒、黎智英らを取り上げ、中国共産党による香港・チベットでの弾圧を告発。指導者を奪われ沈黙を強いられる世代の実態と、国際社会が記憶し続ける意義を問う
トランプ米大統領が、習近平を異例の歓迎。米中首脳会談では台湾、レアアース、軍備増強、イラン支援など、両国の核心問題が議題となる見込みだ。