中国当局、「豚肉を控えて」ネット投稿者を拘束 やり放題の言論統制
中国当局によるインターネット上の言論統制は無法状態になっている。ネット投稿の内容で罪を問われたネットユーザーが相次いでいる。「豚肉の食用を控えて」のような日常会話も「デマ」として取り締まることは、国内で物議を醸し、批判を浴びている。
山東省の一部地区が台風の影響で大規模な被害に見舞われ、大量の家畜が洪水で死亡した。同省寿光県の公安当局は26日、公式微博(ウェイボー Weibo)で、ネット投稿には「疫病に関するデマや捏造(ねつぞう)」の疑いがあるとしてネットユーザー2人を拘束したと発表した。
ネットで公開されたスクリーンショットなどによると、拘束された24歳の女性が25日午前、WeChatの友人や親戚のグループで、「豚肉の食用を控えて、家の中で消毒液を多めにかけるように」と発言をした。別の女性ユーザーは自身のWeChatでこの発言と洪水被害に関する写真を転載し、のちほど拘束された。
関連記事
91億円をかけて改修したダムは完成約1年で決壊。避難は遅れ、救援は届かず、毒蛇まで大量流出。中国・広西洪水で何が起きていたのか。現地情報をたどると、「天災」だけでは説明できない現実が見えてくる
中国では、「自由に海外へ行くこと」が当たり前ではなくなりつつある。公務員や国有企業職員、AI技術者、そして教師まで。理由は違っても、出国管理や海外資産への監視は年々強まっている
中国で新型コロナ再燃。感染者7.9万人? SNSでは話題1位に。大流行は終わっても、ウイルスは消えていない。日本でも患者数は4週連続で増加している
「私は北京で反共をやっている。捕まえに来い」投稿から約5時間後、中国の政権風刺映画監督は当局に連行された
「中国の靴の都」と呼ばれる福建省晋江市の靴工場で大規模火災が発生。当局は死者28人と発表したが、この数字を疑問視する声も。事故後、工場の知られざる実態が次々と明らかになった