米判事候補の性的暴行疑惑、元同窓生らFBIに情報提供できず

[ニューヨーク 3日 ロイター] – 米最高裁判事に指名されたブレット・カバノー氏の性的暴行疑惑について連邦調査局(FBI)が週内に調査をまとめる見通しだが、告発者の証言を裏付ける情報を提供しようとした元同窓生が、FBIに連絡を取ろうと試みたものの、担当者と接触できていないことが明らかになった。

カバノー氏から1982年に性的暴行を受けたと告発した大学教授クリスティーン・ブラジー・フォード氏は先週、上院の公聴会で証言した。トランプ米大統領はFBIに調査を指示したが、ホワイトハウスはFBIに対し、5日までに結果を示すよう伝えた。

フォード氏の証言で、暴行を目撃したとされたカバノー氏の学生時代の友人マーク・ジャッジ氏のほか、少なくとも3人の人物、また2人目の告発女性デボラ・ラミレス氏は、既にFBIの聴取を受けた。ジャッジ氏はフォード氏が主張する暴行に関して記憶はないとしている。

フォード氏の弁護士は2日、同氏がFBIに全面的に協力すると申し出たが、FBIから返答がないと明らかにした。弁護士はFBIのレイ長官への書簡で「フォード氏、カバノー氏、われわれが示した証人への聴取を行わずにフォード氏が主張する内容を徹底的に調査できるとは想像しにくい」とした。

事情に詳しい関係者によると、FBIは9月30日にラミレス氏を2時間以上にわたり聴取した。同氏は20人以上の証人のリストをFBIに提供したという。

イエール大学でラミレス氏とカバノー氏の同級生だったリチャード・オー氏はロイターに対し、情報提供の目的で週末にデンバーのFBIオフィスに連絡したが、現時点でFBIからの連絡はないと述べた。担当者にメッセージが伝わったかどうか分からないとした。

またイエール大学でカバノー氏と同じ寮に住んでいたマーク・クラスバーグ氏も、「ラミレス氏の証言の一部を裏付ける情報」を提供しようとしたが、FBIの担当者と連絡を取れていないと述べた。

このほか、カバノー氏の大学時代の同級生2人もFBIの担当者にコンタクトを試みたが不成功に終わったという。

民主党の上院議員は、FBIがカバノー氏に関する調査で十分な時間を与えられなかったとして批判する可能性がある。

関連記事
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。