2018年4月、王全璋弁護士の妻、李文足さん。夫の釈放を求め、同じく弁護士の夫を拘束された妻ら支援者と共に天津から北京の100キロをウォーキングする(GREG BAKER/AFP/Getty Images)

国連の中国人権査察11月6日から 「からっぽな中国人権法」との声も

中国は11月6日から9日にかけて、国連人権理事会の第3回人権査定を受け入れる予定だ。近年、中国の人権状況が悪化し続けている。人権侵害を訴える被害者たちは、中国の人権法律は中身のない党のスローガンに過ぎないと指摘する。

中国外交部(外務省)陸慷・報道官は、政府は国連査察を重視し、中国政府による人権報告書を国連に提出したと発表した。楽玉成・副部長(外務副大臣)を代表とした中央政府、新疆ウイグル自治区、チベット自治区政府と香港・マカオ特別行政区の担当者で構成された中国代表団が、この国連による査察に参加する。

国連人権理事会は定期的に加盟国の人権状況を見直し、報告書を作成する。前回の中国提出は2013年10月だった。人権活動家・曹順利氏は同年9月、国連の審議会に出席するためジュネーブへ向かおうとしたが、北京空港で連行された。北京の朝陽区拘留所にいる間、曹氏の健康状態は著しく悪化した。当局は家族や法定代理人の面会を何度も拒絶し、曹氏は2014年3月に死亡した。

▶ 続きを読む
関連記事
東京大学教授が「六四天安門」の5文字をサイトのソースコードに埋め込み懲戒処分に。民間シンクタンク「インド太平洋戦略シンクタンク」の執行長・矢板明夫氏は「最大の皮肉は北京にある」と指摘。中共のネット検閲がなければ、この5文字が入試情報を遮断することもなかったと語った
プラダは今後2~3年間、中国で毎年2~3店舗の直営店を閉鎖する方針を示した。グッチやカルティエ、ルイ・ヴィトンも店舗網を縮小
気付かぬうちに広がる対中依存。中国共産党は大型投資から地方浸透へ戦略転換。電力、交通、監視網を通じ、中南米で影響力を拡大している。
中国で新型コロナウイルスの陽性率が数週連続で上昇。激しい咳や高熱が長引くとの訴えが相次ぎ、病院の混雑や治療薬不足を指摘する声も出ている
中国・広西のダム決壊で、「死者は公式発表より多い」と発信した住民らが拘束され、救助隊も動画削除を迫られた。洪水だけでなく、「真実」まで押し流そうとしている