「中国国際輸入博覧会」(以下「輸入博」)が、5日から中国・上海市で初開催された(JOHANNES EISELE/AFP/Getty Images)

中国輸入博、習主席が基調講演 欧米当局者「パフォーマンスよりも行動」

「中国国際輸入博覧会」(以下「輸入博」)が5日から中国・上海市で初開催された。習近平国家主席は開会式で、輸入関税の引き下げと市場アクセスの拡大を継続することを約束した。輸入博の開催にあたって、欧米当局者は不公正な貿易慣行を改めるには「パフォーマンスよりも具体的な行動が不可欠」と様子見ムードが広がっている。

今年は中国の「改革開放」路線実施40周年にあたる。習主席は今年5月、北京で開催された「一帯一路」国際協力サミットフォーラムにおいて、「市場開放の政策と行動を示すうえで重要なイベントだ」と輸入博の開催を発表した。それに対し、欧米主要国は口先だけの「改革開放」にとどまらないよう具体的行動を求めている。

北京政府が「主要国家から支持を得ている」と称するこの輸入博には、主要7カ国(G7)の首脳が全員欠席することとなると香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが29日報じた。

▶ 続きを読む
関連記事
AIの進化で大学の専攻が消える時代に。翻訳や写真まで不要なのか。
9日に行われた中共外交部の記者会見で、ロシア国営メディア「ロシア・トゥデイ」の中国駐在記者による質問が波紋を呼んだ。記者は、エストニアのマルグス・ツァフクナ外相が「プーチンの友人は天国、地獄、あるいは刑務所にいる」と述べた発言を引用し、中共側の見解を求めた。
米中首脳会談に向けた調整の難航や、入国禁止措置を受けているルビオ国務長官の同行、会談直後の台湾向け武器売却の可能性などが重なり、中共側は面子維持に苦慮するとみられている
トランプ政権の第1期には、トランプ氏が北京を介さず直接金正恩と対話した経緯があり、中共は朝鮮半島問題での主導権を失うことを警戒してきたとし、今回の対北接近は、米中首脳会談を前に影響力を示す狙いがあるとの見方も出ている。
北朝鮮による拉致被害者家族会と「救う会」の集会で、米国の対イラン攻撃やベネズエラへの軍事介入が金正恩に「大きな衝撃」を与えていると分析。現在、金正恩は妹の金与正に米国の動向をリアルタイムで毎日報告させている