米、イラン制裁を強化へ 「音を上げるまで」=ボルトン大統領補佐官

[シンガポール 13日 ロイター] – 米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は13日、米国は対イラン制裁を強化すると明らかにした。滞在先のシンガポールで記者団に語った。

米国は今月5日、イランの石油や金融部門を中心に経済制裁第2弾を再開。イランのミサイルや核開発を制限すると共に、中東地域で高まるイランの軍事・政治的影響力を抑える狙いで、追加措置を取る可能性があるとけん制した。

一方、イラン政府は米国による制裁の回避方法を模索している。

ボルトン氏は「(制裁の)目的は当初より、イランからの原油輸出をゼロにすることにある」と説明。「イランが音を上げるまで、強く締め付けるのがわれわれの狙いだ」と述べた。

シンガポールでは今週、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と米中などとの会議が行われている。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]