中国、米国からの通商改革要請に書面で回答=米政府筋

[ワシントン 14日 ロイター] – 複数の米政府筋によると、中国は米国から要請のあった幅広い通商改革に対し、書面で回答したもようだ。両国間の貿易戦争を終結させるための交渉開始につながる可能性がある。

トランプ米大統領はアルゼンチンで今月末に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する際、中国の習近平国家主席と会談する見込み。

トランプ大統領は再三にわたり、知的財産権の侵害や工業への助成金、米企業の参入障壁、米国の対中貿易赤字などに対して中国政府を非難。米政府は、同国の要請に対する中国側からの具体的な回答が得られるまで、通商協議を再開しないと明言している。

3人の米政府関係者が14日にロイターに話したところでは、中国側はこれらの問題などに関する米国からの要請に対し、回答を送ったという。

詳細な中身については不明。トランプ政権の要求を満たす譲歩が含まれているかどうかも分かっていない。

米財務省によると、マルパス財務次官が主導した米国の代表団は13日、これらの問題について中国側と協議したという。

ペンス副大統領は13日、中国政府は米国との新たな冷戦を避けるため行動を改める必要があると述べた。

*内容を追加しました。

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