米大統領副補佐官のリカーデル氏異動、メラニア夫人が更迭要求

[ワシントン 15日 ロイター] – 米ホワイトハウスのサンダース報道官は、リカーデル大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)が異動すると発表した。メラニア大統領夫人はリカーデル氏について「ホワイトハウスに勤務する名誉にもはや値しない」との見解を示し、更迭を求めていた。

サンダース報道官はリカーデル氏が「ホワイトハウスを去り、政権内での新たな役職を通じて大統領を引き続き支えていく」と述べた。新たな役職については説明しなかった。

リカーデル氏は過去に商務省に勤務し、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が副補佐官に起用した。政権高官によると、メラニア夫人の10月のアフリカ歴訪を巡り、夫人やスタッフと衝突していた。

メラニア夫人の報道官は13日、リカーデル氏を解任すべきとの声明を発表。これまでにも歴代の大統領夫人が大統領の公務に圧力を掛けることはあったが、声明を発表するのは異例。

当局者2人によると、ボルトン氏はリカーデル氏の解任を回避させようと努めていたという。

また複数の当局者は、トランプ大統領がニールセン国土安全保障長官の更迭に向けても準備を進めていると明らかにした。

関連記事
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。