サウジ記者殺害テープ、トランプ米大統領「聞きたくない」

[ワシントン 18日 ロイター] – サウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の殺害の模様を記録した音声テープについて、トランプ米大統領は、聞きたくないと語った。「フォックスニュース・サンデー」のインタビューで述べた。

カショギ氏は10月2日、イスタンブールのサウジ領事館で殺害された。トルコ政府は殺害の模様を記録したテープを米政府に提出した。

トランプ大統領はインタビューで「テープを聞きたくない。私がテープを聞く理由はない。聞かなくとも、それが非常に暴力的で、ひどい内容であることは分かっている」と述べた。

大統領はまた、カショギ氏の殺害事件にもかかわらず、サウジとの緊密な同盟関係は維持したいとの意向を示した。サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が殺害に果たしたとされる役割については「彼(皇太子)は私に、何らの関係もないと明言した」としたほか、皇太子は殺害について知らなかったと「多くの人々」が言っていると述べた。

大統領のインタビューは16日に収録した。その数時間後に出た政府筋からの情報によると、米中央情報局(CIA)はカショギ氏殺害について、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の命令だったと断定した。

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