ロシア、米がINF廃棄条約離脱なら報復─プーチン大統領=通信社

[モスクワ 19日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は19日、米国が1987年の中距離核戦力(INF)廃棄条約から離脱すればロシアは報復すると表明した。ロシアの複数の通信社が伝えた。

プーチン大統領は国防省幹部と報復措置の可能性を巡り協議し、ロシア政府としてINF廃棄条約について米国と話し合う用意があるとの立場を示した。

INF廃棄条約を巡っては、トランプ米政権がロシアの違反を理由に離脱の方針を表明した。ロシアは条約違反を否定している。

北大西洋条約機構(NATO)とロシアは10月31日にこの問題について協議し、ストルテンベルグ事務総長はロシアに条約の完全履行に向けて早期に対応するよう要請。ロシアによる地上発射型中距離巡航ミサイル「SSC─8」の開発が「戦略的な安定に深刻なリスク」をもたらしていると指摘した。

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