フィリピン閣僚、インフラ計画推進に向け和泉首相補佐官と会談

[マニラ 21日 ロイター] – フィリピン政府の閣僚らは21日、マニラを訪問中の和泉洋人首相補佐官と会談した。フィリピン政府高官によると、同政府が推進を急ぐ大規模インフラ整備計画について話し合われた。

フィリピンのドゥテルテ大統領は1800億ドルを投じて大規模なインフラ整備を行う「ビルド・ビルド・ビルド」と呼ばれる計画を経済政策の目玉としてきたが、既に大統領就任3年目に入ったため、同計画が進展していることを示すよう迫る声が一部で上がっている。

経済と外交の「軸足」を中国に移す同政権の戦略が注目を浴びるなか、日本はフィリピンに対し、中国をはるかに上回る融資の供与に合意している。

安倍晋三首相は昨年、政府開発援助(ODA)や民間投資をあわせてフィリピンに1兆円規模を支援することを表明。アントニオ・ランビーノ財務次官補がロイターに明らかにしたところによると、和泉首相補佐官はマニラの鉄道網の改修や洪水対策、工業地帯の共同運営について話し合うためにマニラを訪問した。

日本は、1兆円規模の支援の一環として、マニラの地下鉄建設や高架鉄道の改修、マニラの新しい迂回道路とボホール島の空港の建設に1564億円(13億9000万ドル)を供与する。

フィリピンには中国の習近平国家主席が訪れたばかり。中国は2年前に240億ドル規模の投融資を約束しており、習氏の訪問中に具体的な合意が結ばれ、進展が図られることへの期待感があった。

ただ、20日に結ばれた29の合意のうち、融資に関するものはダム向けの2億3250万ドルのみだった。

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