イランでM6.3の地震、400人超が負傷 死者の情報なし

[ドバイ 25日 ロイター] – イラン西部のイラク国境付近で25日、マグニチュード(M)6.3の地震が発生し、400人以上が負傷した。地元当局者らによると、死者の情報はない。

イラン国営テレビによると、地震の揺れが最も強く感じられた同国西部ケルマンシャー州の知事は、411人が負傷したものの、ほとんどは軽傷で治療を受けたと明らかにした。死者の情報は今のところないという。

救急当局も「まだ死者の情報はない。けが人のほとんどは地震による被害が原因ではなく、避難する際に負傷した」と説明した。

国営テレビは、地震により複数の建物が損壊したと伝えている。地滑りも発生したが、当局者らによると、道路の交通に影響はなく、停電が発生した地域のほとんどで電力が復旧している。

米地質調査所(USGS)によると、地震はイラクとの国境に近いイラム市の北西114キロで発生。震源の深さは65キロ。

揺れはイラクの首都バグダッドやクウェートでも感じられたという。

イランのケルマンシャー州では昨年11月にもM7.3の地震が起き、600人以上が死亡、多数の負傷者が出た。

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