中国車の関税、40%への引き上げ手段検討へ=USTR代表
[ワシントン 28日 ロイター] – ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は28日、中国からの輸入車に対する関税率について、中国が現在米国車に課している40%の水準に引き上げるためのあらゆる手段を検討すると明らかにした。
検討はトランプ大統領の指示によるとした。
米中は貿易摩擦が激化する過程でいずれも自動車関税を引き上げており、米国は通常の2.5%に加えて中国車に25%の追加関税を適用。中国は輸入車の関税を15%に引き下げる一方、米国車には25%を上乗せした。
ライトハイザー氏は声明で「トランプ大統領が繰り返し指摘してきた通り、中国の攻撃的な国家主導の産業政策は米国の労働者と製造業者に深刻な損害をもたらしている」と強調。「われわれは引き続きこれらの問題を中国に提起しているが、中国側はまだ、意義ある改革の提案を携えて交渉の席に着くことができていない」とした。
トランプ政権は、中国における米企業の知的財産権の保護や合弁義務の撤廃のほか、米国勢による中国市場へのアクセス拡大、中国政府の産業向け補助金の削減といった抜本的改革を求めている。
*内容を追加しました。
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