防衛大綱要素案、中国念頭に宇宙・サイバー対策など盛り込む

[東京 5日 ロイター] – 政府は5日午前に開催した有識者による「安全保障と防衛力に関する懇談会」で、年内取りまとめ予定の新たな「防衛計画の大綱」の要素案を示した。要素案には「宇宙、サイバー、電磁波、海洋、科学技術分野における取り組み・協力を加速する」と明記した。

「わが国周辺では、軍事力のさらなる強化や軍事活動の活発化の傾向が顕著」と指摘し、暗に中国の軍備拡張への対応の重要性を示唆。その中で「政府一体となった取り組みや、民間団体などとの協力による総合的な防衛体制」を構築することを提示した。

戦時とも平時とも峻別できない「グレーゾーン」への対応も課題とし、「島しょ部を含むわが国への攻撃」や「日米同盟に基づく米国との共同、安全保障協力の推進」を防衛力が果たすべき役割とした。

人材確保のため給与面の改善を含む処遇の向上も指摘した。

(竹本能文※)

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