拘束中のカナダ人所属NGO代表「中国への入国を慎重に」=英紙

国際的非政府組織(NGO)の「国際危機グループ(ICG)」の責任者は16日、各国の企業に対して、中国への駐在員派遣を「慎重に」と警告した。同シンクタンクのメンバー、カナダ元外交官のマイケル・コブリグ(Michale Kovrig)氏ともう1人のカナダ人は現在、中国に拘束されている。

ICGのロバート・マレー(Robert Malley)代表は、カタール・ドーハビジネスフォーラムで、英紙フィナンシャル・タイムズに対して、中国当局によるコブリグ氏の拘束は中国にいる外国人に一定の影響を与えたとの見解を示した。

代表は今回中国当局によるカナダ人拘束で、外国人が中国に行く際に「中国は安全かどうかを慎重に見極めるべきだ」との見方を示した。コブリグ氏らの拘束は中国にいるすべての外国人の身に起きる可能性があるという。

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