神韻芸術団
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神韻へのいざない

中国神話の登場人物:中国の生みの親、女媧

中国の神話の中でも、中国の生みの親とも言える女媧(じょか)の話は最も多く語り継がれ大切にされてきたものでしょう。

女媧は龍のような下半身を備えた神として伝えられています。道士の聖域として多くの原始の仙人が居住する楽園、崑侖山に住みます。人類、全ての生命を生み出し、恐慌から人類を救った話など、多くの歴史書は女媧を謳歌しています。

どんな女神だったのでしょう?

創世の神としての女媧

地球ができた当初、生命は棲息せず静かな場所でした。ある日、女媧は川を渡ります。輝く水に引き寄せられ、自分の映った姿を長い間見つめて物思いに浸りました。

そしてこのわびしい世界に足りないものが何かを認識したのです。

ひざまずき、黄土を手ですくい、自分の姿のような形をたくさん作りました。一つずつ、その小さな人形は立ち上がり、踊り始めました。

しかし、この作業は手間がかかり、はかどらないことにすぐ気づきました。近くにあった柳の枝を折り、黄土に浸して勢いよくはね散らし、無数の滴(しずく)を生み出しました。地上に落ちた滴は、それぞれ小さな人となり、脈打つ生命となりました。こうして世界に人類が生まれ、わびしさから解放されました。

英雄としての女媧

新しく生まれた人類たちは幸せでした。しかし、間もなく、燃えたぎる炎、破壊的な洪水、恐ろしい獣が女媧の世界に襲いかかります。天を支えていた4本の柱は落ち、天空は裂け、地上は割られました。地球は南東に傾き始めました。(伝説では地球の地軸の傾きはここから来ていると言われています。天体の軌道は北西に傾斜しており、中国の地形は西側が高く、ほとんどの川は南東に向かって流れ込んでいます。)

女媧は青、赤、黄、白、黒の5つの色の石を練り合わせました。木、火、土、金、水の五行の真髄を包容する石です。この特殊な漆喰を使って9日間かけて天空を修復しました。巨大な亀の足を生贄として、天の柱としました。そして広域に移動し、火災、洪水、その他の天災を鎮めました。ようやく平穏が取り戻され、自分が生み出した子どもたちもまた歌って踊ることができるようになりました。

女媧の残したもの

女媧は中国の伝説では、三皇に数えられています。創造と守護の神であり、男女間の婚姻、妊娠、出産の守護神となりました。ひょうたん笛、竹笛、葦笛などの楽器を発明しました。夫の伏儀と一緒に、世界に秩序をもたらし、人の生き方を示しました。

この最初の母に負うものは大きく、女媧は初期の神話で大切な存在です。

神韻芸術団ウェブサイトから転載

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