米中通商協議が終了、当初の日程を延長 10日午前に声明発表か

[北京 9日 ロイター] – 北京で行われていた米中の次官級通商協議が9日、終了した。当局者らは協議の詳細が近く発表されるとし、世界経済に大きな悪影響を与えかねない米中貿易戦争が回避されるとの期待が高まった。

こうした中、中国国営紙の環球時報の編集長はソーシャルメディア上で、米中両国が中国時間で翌10日午前に同時に声明を発表する見込みと指摘。「交渉は厳しかったものの、感じが良く率直な雰囲気の中で行われたと聞いている。米国側の交渉団が帰国の途に就いたため、双方とも説明は行っていない」と述べた。

協議は当初は7日から2日間の日程で行われる予定だったが、9日も続行した。中国外務省の陸慷報道官は定例会見で、日程を延長することで双方が合意したと述べた。

日程延長は協議の難航を意味しているかとの質問に対しては、「ただ言えることは、協議の延長は、双方が非常に真剣に取り組んでいることを示しているということだ」と語った。

協議に参加した米農務省のマッキニー次官(貿易担当)は9日、宿泊先のホテルで記者団に対し、同日に帰国すると述べ、「うまくいったと思う」とコメント。それ以上の質問には答えなかった。

一方、協議の状況に詳しい複数の関係筋は8日、ロイターに対し、技術の強制移転などの阻止に向けてトランプ政権が求めている中国の構造改革や、中国が合意内容をどのように履行するかを巡っては意見の隔たりがあると述べた。

*内容を追加しました。

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