台湾総統、蘇氏を新行政院長に任命 頼内閣の総辞職受け

[台北 11日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は11日、頼清徳行政院長(首相)の内閣が総辞職したことを受け、頼氏の後任として与党・民進党の主席(党首)を務めたことがある蘇貞昌氏を任命した。

蔡総統は、台湾は中国がもたらす脅威の拡大や米中貿易摩擦などの課題に直面していると強調。中国は台湾に「一国二制度」を強要しようとしていると訴えた。

頼内閣は昨年11月の統一地方選で民進党が大敗した責任を取って総辞職。蘇新院長は近く組閣するとみられる。

蘇氏は陳水扁元政権時代にも行政院長を務めた。同氏は何年にもわたり台湾最大の都市である新北市のトップを務めたが、11月の地方選で国民党候補に敗れた。

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