国を亡ぼす4つの要因
およそ2400年前、中国には10の国が存在した。ある日、魏恵王は他国の王たちを城に招き、贅沢な酒宴を開いた。魏恵王が盃を掲げると、その中にいた魯共公(魯国の13代目国王)は、国家の衰亡を招く要因について語り始めた。
「昔、酒作りに秀でていた儀狄(ぎてき)は、桑の葉で包んだご飯を発酵させて作った酒を禹(う)王に献上しました。禹王はこの酒の味を非常に気に入りましたが、この日から一切酒を断ち、儀狄とも距離を置くようになりました。禹王は、将来、酒によって国を亡ぼす王が出るだろう、と嘆いたといいます」
魯共公は続けた。「斎桓公(戦国時期 斎国の国王)はある夜、空腹を覚えたので、料理長の易牙(い・や)に食事を作らせました。斎桓公は贅沢な食事を堪能し、大変満足しましたが、次の日、起床が遅れてしまいました。斎桓公は、将来、美食のために国を亡ぼす王が出てくるだろう、と嘆いたといいます」
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