うつ病から脱出した英国青年

イングランド北東部のニューカッスル市に住むクリストファーさんは、政府機関の生活福祉部門で電話相談を担当していた。毎日、電話で不満や叱責を聞き、問い詰められて強いストレスを感じていた。1年後、体調を崩してうつ病になった。

彼は家にひきこもりはじめ、ほとんど社会と接触せず、強く心身の疲労を感じ、何に対してもやる気が起きず、多くの時間をベッドの上で過ごした。さらに強迫観念もあり、同じことを何回確認しても気が済まず、何度も自殺しかけた。この状況が3年も続いたため家族も対応しきれなくなり、市営のホームレス収容施設に入った。その後、一度家族の元に戻ったが、やはり一緒には生活できず、市から生活保護費をもらって市営住宅で一人暮らしをするようになった。

2009年4月のある週末、街をぶらぶらしていたクリストファーさんは法輪功の学習者から1枚のチラシを受け取った。それには中国で法輪功学習者が受けた迫害の実態が紹介されていた。彼はこれを読んで、この迫害を止めさせるために自分も何かをしようと思い、チラシに載っている番号に電話した。そのことで多くの法輪功に関する情報が得られ、自身も法輪功の修煉を始めた。

その後、彼は法輪功の本も購入し、ネットを通じてさらに多くの法輪功に関する情報を得た。そして、近くの煉功場所に行って一緒に法輪功を練習するようになった。すると、煉功を始めて3、4日後、気分が明るくなり、やる気がわいてきて、楽しい気持ちになったという。それと同時にたばこやお酒への欲求もなくなり、強迫観念の症状も消えた。その後、家族との関係も修復でき、完全に普通の生活を送れるようになった。

(翻訳編集・文子)

おすすめ関連記事:苦労せず禁酒禁煙に成功 ある弁護士の物語

 

関連記事
英国食品基準局(FSA)は今月初め、食品添加物が子供の異常行動を引き起こす場合が多いことが明らかになったことから、子供たちからこれらの添加物を遠ざけるよう、親たちに警告した。
つい最近、南アフリカ北西部にある鉱山から、ヤシの実程の大きさのダイヤモンドが発掘された。しかし、鉱山経営者は、このダイヤモンドはプラスチックだったと発表した。 世界最大のダ
6カ月の赤ちゃんでも道徳的な善悪を見分けられるということが、最近、米エール大学の研究でわかった。しかも、この能力は生まれつき備わっている可能性があるという。 この研究では6カ
「信言不美 美言不信」。この句の出典は老子の『道徳経』で、「信頼できる言葉は飾らず、飾っている言葉は信頼するに足りない」という意味である。 話をすること、それ自体には得手不得手
自動販売機の甘い清涼飲料、コンビニのアイスキャンディ、白砂糖をふんだんにつかった加工食品―。今日、私たちのまわりには、大量に糖質を含んだ食べものが、簡単に手に入る。砂糖中毒になると、止めるのが難しい。自然医学と臨床栄養学の医師ジョシュ・アレックス氏が、「砂糖断ち」のための5つのステップを伝えている。それは、良質なタンパク質、脂肪、繊維質、発酵食品、酸味のある食べものを多くとること。
いまや小学校では1年生から英語教育を導入している日本ですが、現在、流ちょうに外国語を話せる日本人というのは決して多くはないでしょう。言語や文化の異なる人々との交流が多い欧州では、3カ国語以上を話せる人は珍しくありません。このたび、32カ国の言葉を理解できるというギリシャ人の通訳官アイオニス・イコノモウ(Ioannis Ikonomou)さんが、その多言語取得能力のコツについて話しています。