(Photo by Christopher Furlong/Getty Images)
命掛けの親孝行

鹿の皮を身につけて 山奥に入ったわけとは

春秋時代に剡子(ぜんし)という人がいた。彼の年老いた両親は目を患っており、治すには鹿の乳を飲まなければならなかった。そこで、剡子は鹿の皮を身にまとって深山に入り、鹿の群れに紛れ込んで鹿の乳を搾った。

ある日、剡子が乳を搾っていると、狩人が本物の鹿と間違えて自分を射ようとしていた。幸いに剡子はそれに気が付き、あわてて鹿の皮を脱いで姿を現した。そして、事の経緯を狩人に話すと、狩人は剡子の孝行ぶりにいたく感じ入り、鹿の乳を贈ってくれた上、ふもとまでわざわざ連れて下りてくれた。

(編集・望月 凛)

おすすめ関連記事:米を背負いて親を養った孔子の弟子 「負米養親」

 

関連記事
毎日の食事に大豆をプラス!栄養たっぷりの大豆の種類や健康効果、簡単レシピで、美味しく健康をサポートしましょう。
胆石は、多くの人に見逃されがちな健康リスクです。胆嚢内で硬化した結石が形成されると、消化に関連する問題や激しい痛みを引き起こす可能性があります。無症状で発見が遅れることもありますが、適切な知識を持つことで予防と早期対応が可能です。この記事では、胆石の原因、リスク要因、診断方法から、手術や自然療法による治療法までを詳しく解説します。健康的な生活習慣を取り入れることで、胆石のリスクを減らしましょう。
慶應義塾大学の研究で明らかになった健康長寿の鍵とは。老化予防と7,500歩の歩数がもたらす効果をご紹介します!
カルシウム不足が引き起こす体の不調とは?夜中の足の痙攣や骨粗鬆症を予防するために、毎日の食事での対策を解説します。
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。