(Photo credit should read PASCAL PAVANI/AFP/Getty Images)

【子どもに聞かせたい昔話】ネズミに食われた鉄の天秤

昔々、ある村にジャナルダンという名前の裕福な商人が住んでいました。あるとき大雨が降り、村の近くを流れる川があふれて洪水が起こりました。村全体が水につかり、畑も家も仕事場も被害を受け、たくさんの人々や家畜が死んでしまいました。

この洪水のために大損をしたジャナルダンは、運試しに村を出て一からやり直そう、よその土地で大儲けをしてから村に戻ってまた新しく商売を始めようと考えました。家財を売り払って借金の支払いをすませると、ジャナルダンのもとに残ったのは先祖代々伝わってきた鉄の天秤だけになりました。その天秤はとても重いので旅に持っていけそうにもありません。

ジャナルダンは友達のジャナクにお別れを言いに行き、しばらく天秤を預かってくれないかと頼みました。ジャナクは「お前さんが戻るまで大事にしまっておくから心配いらないよ」と快く引き受けてくれました。ジャナルダンはジャナクの親切に感謝して天秤を預けると、新しい人生に向かって旅立ちました。

▶ 続きを読む
関連記事
知らないうちに脳にたまる毒素が、記憶力や判断力を奪っているかもしれません。最新研究と中医学の視点から、睡眠・食事・運動で脳の解毒力を高め、認知機能低下を防ぐ具体策を解説します。
6歳でも発症例が出る子どもの2型糖尿病。原因は食事だけでなく、運動不足やストレスも影響します。専門医が、家族で無理なく続けられる予防のポイントを、最新データと具体例で分かりやすく解説します。
「幼児連れの旅行は大変そう…」と感じている親へ。少しの工夫と考え方の転換で、旅は驚くほど楽になります。実体験から導いた、準備・移動・心構えまで網羅した8つの超実用ヒントが、親子旅の不安を自信に変えてくれます。
長年治らなかったPTSDが、呼吸で変わる――。9・11を生き延びた女性の実例と最新研究から、迷走神経刺激が心と体を静かに立て直し、回復を支える可能性を読み解く。治療に行き詰まる人に、新たな選択肢を示す一篇。
腰や足の冷え、夜間の頻尿は「腎の冷え」のサイン。粒のままの黒こしょうを肉と煮込むことで、温かさが下半身に届き、体の内側から静かに整っていきます。