まとまらない台湾の内政「利するのは中国共産党」=米シンクタンク
米国ワシントン拠点のシンクタンク・ブルッキングス研究所は、2月26日発表の台湾についての研究報告で、台湾にとって唯一の脅威は中国だが、中国は台湾に浸透工作を働き、党派の分裂を図り、この分裂から受益していると警告した。報告は、台湾の政治家は合意点を早期に模索するよう提言した。
報告は、米国在台湾協会のリチャード・ブッシュ(Richard Bush)前代表と、米国家安全保障会議(NSC)アジア太平洋事務局長だったライアン・ハス(Ryan Hass)氏が共同で執筆した。
中国共産党政権は長らく、台湾の事実上の独立と自治を終わらせて「再び統一する」ことを宣言している。習近平主席は2019年1月、統一のために武力行使も辞さないと主張した。
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