中国株急上昇、官製強気相場に大株主らが相次いで売却
中国経済の失速が一段と鮮明になっているなか、中国の株式市場は2月に入って以来、主要株価指数である上海総合と深セン成分指数が急上昇し、強気相場に入った。個人投資家が株価のさらなる上昇を見込んで相次いで買い注文を出す一方で、上場企業の大株主などは強気相場を利用して保有株式を売却している。
2月単月で、中国の上海総合指数が約14%、深セン成分指数は約20.75%上昇した。2月25日、上海市場と深セン市場の取引高の合計額が1兆元(約16兆7000億円)大台を超えた。
上海総合は3月4日午後2時14分現在、前日終値比2.66%高の3073ポイントを付けた。昨年6月以降、約8カ月ぶりに3000台を回復した。
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