台湾の呉釗燮・外交部長(左)と米国在台湾協会(AIT)台北事務所のウィリアム・ブレント・クリステンセン所長(右)は19日開かれた共同記者会見で、台米対話メカニズム「インド太平洋民主的ガバナンス協議」の設立を発表した(陳柏州/大紀元)

米台、インド太平洋戦略で対話メカニズムを設立 初会談は9月台北で

台湾の呉釗燮・外交部長(外相)と米国在台湾協会(AIT、大使館に相当)台北事務所のウィリアム・ブレント・クリステンセン所長(大使に相当)は19日、外交部で開かれた共同記者会見に出席し、台湾・米国間の対話メカニズム「インド太平洋民主的ガバナンス協議(Indo-Pacific Democratic Governance)」の設立を発表した。

呉外相は、同協議を通じて台湾と米国の定期的な交流を促し、台米間のより直接でかつ密接な協力を強化させ、インド太平洋地域で人権、民主、グッド・ガバナンスなど台米に共通する核心的価値観を推進し、地域内の自由と法の支配に基づく秩序を守っていくことを目指す、と述べた。

呉外相は、中国共産党政権を念頭に、「権威主義政権と非自由主義的ポピュリズムは今、民主主義の国に対して攻勢を強めている」と批判し、「台湾が、民主・自由を守る最前線に立たされている。このため、台湾は自由な国際秩序と普遍的な価値観を守るため、台湾の価値観に近い国と積極的に連携する必要がある」と話した。

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