召使いがいても自らタネをまき、母を介護した漢文帝

漢の文帝は劉恒(りゅうこう)と言い、高祖・劉邦(りゅうほう)の三番目の息子です。文帝は在位してから24年の間、徳をもって国を治め、礼儀を重んじて盛んにし、民をわが子のように愛しました。文帝は農業の発展に力を注ぎ、田植えの時期になると自ら大臣を率いて、田舎に行って畑を耕し、種をまきました。

文帝の統治下で、前漢は社会が安定して人口が増え、経済も回復して発展しました。皇帝として、文帝はとても謙虚で間違ったらすぐに改めることを知っていました。在位中は宮殿を新しく建てることをせず、その節約した費用の全額を孤児や高齢者の福祉に使いました。文帝は世を治めるのにとても有能で、中国の歴史上で賢明な皇帝として高名です。次の景帝の代と合わせて「文景之治」と称賛されました。

文帝は国を安泰にし、その上、とても親孝行でした。3年間も病身の母の薄太后をとても心配した文帝は、天子の御位に有りながら、奴婢(ぬひ・召使)達が多くいるにもかかわらず、自ら母の薄太后に仕えました。朝早くから夜遅くまで、文帝は疲れも見せずに仕え、毎回の薬は必ず自ら進んで手に取り、母の薄太后に飲んでいただきました。

▶ 続きを読む
関連記事
毎日のコーヒーは体に何をもたらすのでしょうか。7つの健康効果から、豆の選び方、淹れ方、保存方法、注意点まで。コーヒーをもっと健康的に楽しむための完全ガイドです
腰椎すべり症による痛みやしびれを和らげるには、どんな運動が役立つのでしょうか。中医学の専門家が紹介する3つのエクササイズと、取り組む際の注意点を紹介します
クルミは体によさそうだけれど、脂質やカロリーが気になる。そんな人に興味深い研究があります。高齢者319人を対象に、毎日クルミを2年間食べ続けた人の食生活にどんな変化があったのかを紹介します
忙しさが当たり前になり、休んでも疲れが取れない。そんな状態が続いていませんか。現代生活が心と体に与える影響と、ストレスを和らげる5つの習慣を紹介します
スマホを見る時間を減らせば、子どもの心は守れるのでしょうか。オーストラリアの研究から、オンラインでの体験とメンタルヘルスの意外な関係が見えてきました